スンバッグのひみつ

スンの布を織っている村に行きたいんだ!と以前からリクエストしていました。じゃぁ島に行こうと言われ、村?村?スンの村と聞いただけで、なんだかワクワクしてしまい、とても楽しみにしていました。

プノンペン市内から少し車を走らせると船着場に到着します。「ブーブー」という合図に合わせて船が出発します。船といっても遊覧船のような優雅なものではなく、生活の足として使われている庶民的な船です。たくさんのファンタやアンコールビール、トラックやトゥクトゥク、バイク、人もゴッソリ詰め込まれ船は出発します。

川から風が気持ちよく吹いてきます。岸に到着すると、船を待っていた人たちが交代で乗り込み、
さらに賑やかになります。1日に何度も島を行き来しているのでしょう。

岸に到着すると、乗り合いバイクが待っていて、後ろに乗って並木道を走ります。島は緑が多く、白い大きな牛が草をはんでいるのが見えます。

スンの村で手織り布を織る夫婦

この島には610世帯の人たちが生活していますが、
その内の22世帯の人が織物グループに参加しています。
写真は、織物グループに入って1年目のご夫婦です。
4人の子どもと夫婦の6人家族で、夫は畑や牛の世話をしています。
布を織った収入は子どもたちの学用品や食費で消えていってしまいます
が、将来、家のリフォームをしたいと思っているそうです。
子どもたちは将来、都会にでて会社勤めをしてほしいと話してくれました。


スンの村で糸をつむぐカンボジア女性

グループのリーダーと一緒に、実際に織っている様子を見に行きました。
黒色の縦糸をかけ、横糸は注文の色に合わせて変えていきます。
織り機は家の軒下にあり、お母さんたちは作業を続けます。
スンの模様織りは複雑で、たくさんの作業を伴うため、綺麗に仕上げるのが難しいそうです。



「スン」の布を織るカンボジア女性

スンの布を納めると収入につながり、子どもたちの教育費に直結しているのがよくわかりました。
農業や畜産は規模が小さく、安定した収入にはつながらないのが現状です。彼女たちは継続した注文を願っています。




織り上がったばかりの「スン」の布

織り上がった布はリーダーのところに集められ、
プノンペン市内にある縫製所に届けられます。






スンの布をバッグに縫い上げていきます。

バッグ部門でそれぞれのパーツごとに作っていきます。
ハンドルに毛糸を入れていく人、底部分をつくる人、出来上がったパーツを縫い合わせる人…

見ていると、スンバッグが次々と出来上がっている工程を見ることができます。



布を織る人、縫製する人、商品を紹介する人、購入する人…
皆さんのお手元に届けられるスンバッグはカンボジアのたくさんの手が加わってできています。
カンボジアの島からやってきたバッグを今後ともよろしくお願いいたします。


縫製所で働くソクチャンダラーさん。 将来はショールームやステージを手がけるデザイナーになりたいという
ソクチャンダラーさん20歳。

6人家族で学校の近くに住んでいます。幼い頃からファッションや
デザインに興味があったので入学しました。
休日もデザインの本を見たり、ウインドーショッピングを楽しんでいます。






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