アイテム紹介
タイトル |
フォトジャーナリストが撮った世界の現実 |
サブタイトル |
無関心のすぐそばにある人生 |
発行年月日 |
2021年2月25日 |
判型 |
四六判並製 |
著者・編者・訳者 |
川畑嘉文著 |
頁数 |
256ページ |
発送方法 |
宅配便/レターパックライト |
シリアの内戦から逃れてきた少年は、トルコへ移動する途中で地雷の被害に遭い、最愛の兄を亡くした上に両足を失ってしまった。残された一家は倉庫の片隅に隠れ暮らすが、収入はなく、文字通り絶望の淵に立たされていた。
私が取材してきた人々の苦しみは、決して過去の出来事ではない。今現在も続く、まぎれもない現実なのだ。世界の不平等は改善されることがない。その理由は、人々が今起きている現実から目をそらし続けているからだ。まずは、「私たち自身が知ることから世界は変わる」と訴えたい。(かわばた・よしふみ)
川畑嘉文
ニューヨークの雑誌社勤務時代に9.11を経験し、記者職を捨て写真の道に進むことを決意。2002年、会社を退職しタリバン政権崩壊後のアフガニスタンを訪れ取材を行った。帰国後、東京の撮影事務所にて写真技術を学んだのち、2005年フリーランスのフォトジャーナリストとなる。現在は、世界中の難民キャンプや貧困地域、自然災害の被災地などで取材を行い、雑誌や新聞などに写真と原稿を寄稿している。また、ドキュメンタリー動画の製作にも携わり、過酷な途上国の現状を伝える活動も行なっている。