このアクセサリーを作っているのは、ラオスのモン族の女性です。「Sisterhood」というグループのリーダーは、ビエンチャン郊外にあるこの白モン族の村の出身です。モン族の女性は、同じ氏族どうしで結婚しないため、違う村へ嫁ぎます。女性は夫の男性に許しをもらわないと、自由に村の外へ出ることもできません。姉妹であっても、めったに会うことができないのです。
リーダーのNou(ヌー)さんは、女性に権利があることに気づき、自由に姉妹が会うことができるようにと「Sisterhood」という名前を付けました。ヌーさんの夫は、大学を出てバリバリと働くヌーさんを理解し、応援してくれているそうですが、義理の家族、そして自分の家族からも、保守的な考えを押し付けられ、良く思われていないと話しています。