クラフトエイドの母体NGO、シャンティ国際ボランティア会の職員が執筆しました。 シャンティは、アジア7つの国/地域で、子どもたちの教育の機会が恵まれるよう、図書館づくり、学校づくり、移動図書館や図書館員の育成など、子どもたちに本を届ける活動を行っています。

アジアには「本を知らない」子どもたちがたくさんいます。小学校に通えない、図書館がない、内戦や貧困のために読み書きができない人びとが7億5,000万人もいます。
この本では、子どもの頃にタイのスラム街にできた図書館に通い、読む喜びと学ぶ楽しさを知った少女が、やがて外交官になった話など、実際に本と出合って人生が動き出した８人のストーリーを紹介しています。

また読み書きができない人びとの背景とその課題、日本からどのように27万冊の絵本を届けたのか、日本にいる私たちができることは何なのか、写真や図解とともに分かりやすく書かれています。

世界中で愛される「はらぺこあおむし」の著書、エリック・カールさんや日本を代表する絵本作家かこさとしさんからのメッセージも掲載。
小中学生にもおすすめの１冊です。

1981年に設立された、アジアの子どもたちへの教育文化支援や緊急救援活動をおこなうNGOで、「教育には人生を変える力がある」をモットーに活動しています。アジアの子どもたちが教育の機会に恵まれるように、図書館づくり、学校づくり、本を届ける活動をおこなっています。