シャンティ国際ボランティア会のアフガニスタンでの活動
2001年9月11日の同時多発テロの後に起こったアフガン空爆を機に、シャンティ国際ボランティア会はアフガニスタンで食料配布を中心とした緊急救援を行いました。2003年より、アフガニスタン国内で、学校建設と図書館活動を中心とした教育支援事業を実施しています。
30年以上続く戦闘により、600万人以上が難民となりました。隣国のパキスタンでは、2016年から政府の方針で難民を帰還させる動きが進み、60万人以上が故郷のアフガニスタンへ戻りました。けれども、治安や帰還後の生活にも多くの課題も残り、子どもたちも十分な教育の機会を得ていません。
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シャンティ国際ボランティア会のフェアトレード事業であるクラフトエイドでは、アフガニスタンのパートナー団体と、伝統的なビーズやミラー刺繍のアイテム、手織りの生地を使ったアイテムを一緒に制作し、日本で販売することで、アフガニスタンの女性たちの支援をしています。
シルクロードバーミヤンハンディクラフトは、アフガニスタンで活躍する女性が運営する団体です。この売上は貴重な収入源であり、経済が停滞しているアフガニスタンで、一家を支えている女性も少なくありません。「素晴らしい刺繍や素晴らしい商品が出来上がることも、私にとってこの会社を運営していく上でのやりがいになっています」。また、生活に追われ、女性たちの持つすばらしい技術が消えてしまわないように、という願いも込められています。