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アカ族について
4日間続く「ブランコ祭り」で有名な山岳民族・アカは、明るい性格でお祭りが大好き。ジャラジャラした銀細工やニワトリの羽を付けた女性の帽子が特徴です。アカ族は、民族衣装以外にも、一族ならではの多くの特徴的な生活習慣や儀式を持つ民族としても知られ、中でも、祖先とのつながりをとても大切にしています。男の子の名前は代々父親の名前の一部を取って命名していく「父子連名法」です。各自50代以上続く名前の始まりは、なんと「人類の始まり」(!)。アカ族に伝わる神話や「アカザン」と呼ばれる民族の掟、自分たちがどういうルートを辿って中国からここまで移ってきたか、ということも一緒に、小さい頃から暗誦して覚えていきます。この暗誦の文化の神髄は、各地に広がる文字を持たない民族が、ほぼ共通の認識を持っていることに現れています。
起源:チベット/ミャンマー(ビルマ)北部から中国雲南省にかけて。
居住域(地図):タイ、中国雲南省、ミャンマー、ベトナム

女性の帽子と幾何学模様
カブトのような女性の帽子がとってもユニークなアカ族の民族衣装。この帽子は、コインやメタルの飾り、にわとりの羽を赤く染めたもの、たくさんのポンポン、ビーズ細工など多くの飾りで埋め尽くされています。このメタル飾りは銀製で、重さが2㎏以上になることもありました。今は高価で強盗が危険なため、アルミで作られることが多くなっています。代々伝わる中国製のビーズがふんだんに使われ、帽子の飾りによって、経済力、既婚かどうか、子どもがいるかどうか…など様々なことが表現されています。
アカ族の手仕事は糸紬に始まります。畑を歩きながら、薪や水を運びながら、夜に焚火を囲みながら、昼も夜も可能な限り糸を紡ぎます。女の子は6-7歳から家族の衣装を作るお母さんを手伝い、仲間同士で、誰が一番その日に強い糸を紡げたかを競います。
アカ族の織機は屋外で使う「足織り」と呼ばれるもの。立ったまま織るスタイルです。足織りで織られた黒い生地に、アップリケや刺繍、ビーズ、ボタンなどを規則的に配し、横一列の幾何学模様を作っていきます。それは、祖先とのつながりを大切にする、アカ族を象徴するかのような「連続」模様となっています。
「あらゆるモノに精霊が宿る…」アカ族が大切にしていること
アカ族の村には門があります。「ロコン」と呼ばれ、種まき前の4月に、毎年新しく作り替えられます。門には竹で作った輪飾りや、人間の男女をかたどった木偶があります。門の上には木で作った鳥が数種。鳥は神の使いであり、神様は鳥に乗ってアカ族の村にやってくると考えられています。日本の神社も、山と里を神様が行き来すると考えられていて、神社には「鳥居」があります。この門も鳥居とカタチはそっくりです。「鳥」に関して、日本と何かつながりがあるのかもしれません。
竹でできた輪飾りは呪具。男女一対の人形は、ご先祖の神様の象徴です。村の入り口である門よりも手前で、別のやぐらのようなものを見かけることがあります。乗っているのは、犬の頭。皮付きのまま、大きく口を広げ、牙をグワッと見せているものです。これは「アクーバクト(アクー=犬)」と呼ばれるもので、村で悪い病気や不吉なことがあったときに作って、悪霊を追い払うものです。想像するとなかなか怖い光景ですが、同じように「怖い…」と思ってしまう悪霊も、ちょっとかわいいですね。
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タイに住む山岳少数民のアカ族の手仕事を活かしたペンケースです。【柄おまかせ】
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